男性(20代/就労移行支援事業所に通所中)
傷病名:統合失調症
中学受験のストレスで幻聴や被害妄想の症状が現れました。そのまま病院を受診することなく高校に進学すると症状は悪化していきました。独り言や支離滅裂な妄言を心配した担任教諭の勧めで病院を受診。入院を経て大学にも進学しましたが、障害者雇用での就労を希望し就労移行支援事業所への通所を開始しました。就労移行支援事業所の担当スタッフを経由して障害年金のご相談を承りました。
高校時代に受診した病院のカルテ保管状況を確認することができませんでした。初診日証明(受診状況等証明書)は当時、高校に提出した診断書の写しを代用しました。ご本人は発病以降の記憶が曖昧なことや、病気の影響で意思疎通が困難な状態でした。就労移行支援事業所での様子はスタッフ様から、日常生活のご様子はご両親様からヒアリングを行い病歴の書類をまとめていきました。
初診日の証明について年金機構からの返戻はなくスムーズに審査が進みました。
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級(事後重症請求)
年金額:816,000円/年
支給月から更新月までの支給総額:約3,300,000円
次回更新までの期間が4年で認められ、スタッフ一同安堵いたしました。
ご体調の回復を祈っております。
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